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ハヤカワSFマガジン306号表紙
(C) 早川書房
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『今月号は私にとっては「不作」の一言につきます。私の趣味は海外作品中心なのですが、全く知らない名前のオンパレード。これだけで嫌気がさします。
今回、せっかくの機会なので斜め読みしてみましたが、ちっとも面白くなかった。もちろん、これは趣味の問題なので、ファンタジーにはまっている人なら逆のことを感じるかもしれません。あくまでも私としての感想です。』
こんなふうに好き勝手なことを各いてから早くも2年以上たちました。
ページ見直しのついでに海外作品だけ再度読み直してみてビックリ!おもしろいんです!
好みってものは人それぞれ異なるだけでなく、同じ人間でも時によって大きく変わるということを実感してしまいました・・・
で、せっかく読み返したので、海外3作品について簡単に紹介します。
いずれも亡霊談なのですが、全て料理の仕方が異なります。「火がともるとき」は、ニューヨークのアパートに居を構えた新婚夫婦と、7年前にその部屋でなくなった舞台女優の交流(?)談。亡霊の観点でお話が進みます。主人公が死者であるということを除くと、優しい愛に満ちた全くの通常小説です。
一方「さきもり」は純粋なホラー小説です。映画「13日の金曜日」に例えれば『背後からジェイソンが忍び寄っていることに気付かずにテレビを見ていて、ふと振り返ると・・・』といった種類のホラー感覚が味わえます。
「ランデブー」は上記2作品の中間的な味わいを持っています。結末よりも、むしろ脇役の老婦人の後日談の方がおもしろく感じました。
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書評等のコーナーでは、懐かしい題名をいくつか見つけました。その中のひとつは、半村良さんの「太陽の世界」シリーズ(文庫版)です。伝説のムー大陸を舞台に、帝国の興亡を描く大河小説で、たしか、ムー1000年の歴史を100冊で語る、半村良のライフワークというふれこみで始まったはず。
私はハードカバーの方を購入・愛読しましたが、十数冊を重ねても最初の100年も経過しない状態で「これってホントに終わるんだろうか?」などと心配したことを思い出します。
さらに、その後ばったりと出版が途絶え、何かトラブルでもあったのか、それとも執筆の気力をなくされたのか分からないまま15年が過ぎました。結局、作者が亡くなられたので未完結のシリーズとなりましたが、なかなか面白いので、そのうちストーリーを御紹介します。
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実は、掲載作品で一番面白かったのは、表紙内側の三和銀行の広告小説でした。たまたま2週間ほど前にも、ネットニュース(fj.rec.sf)で「結構よくできた小説だった。誰が書いていたのだろうか?」という投稿を見かけました。私も同感。この頃の銀行さんって余裕があったんですね(これは、ほめことば)。
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