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先ず「ビートニク・バイユー」を片づけてしまいます。というのも、ジョン・ヴァーリイの作品は、あんまり好きじゃないんです。理由は、彼が描く近未来の社会像に、共感できないから。 「そんな世の中になるわけない」なんて思っているわけではありません。遺伝子操作技術が進めば、性別を自由に変更できても不思議ではないと思うし、世の中のモラルや常識なんてものは、新しい技術によって一変するというのが歴史的事実だと信じています。 だから、簡単に完全に性転換できるような技術が実現すれば、生まれた時の性のまま、一生を過ごすような人は「変人」あるいは「異常者」だと思われるような社会になっても、何ら不思議はないと思います。また、そうなれば、男同士、女同士、あるいは複数の男女が入り交じって愛し合うことも、当たり前になるかもしれません。 ですが、私自身はジョン・ヴァーリイが描く、そのような社会には共感を感じません(しつこいようですが、別に反対しているわけではないし、共感を感じる人に偏見を持っているわけでもありません)。従って、ジョン・ヴァーリイの作品も、あまり好きではありません。 好きではないのですが、優れた作家であることは間違いないです。その証拠に、好きでもない作品を一気に読ませてくれるし、読後感も悪くありません。一読の価値ある作家だと思います。 「踊る鹿の洞窟」は、新石器時代の洞窟画をめぐる、一種の謎解き話。ちょっとでも書くとネタバレになりそうなので、ストーリーについては書きませんが、ある意味、使い古されたネタを、しかも途中で結果が分かるにも関わらず、最後まで小気味よく読ませてくれます。 「ナイト・フライヤー」は、2万年近くにわたって宇宙を旅しているという、伝説の宇宙船団を背景にした、これもちょっと謎解きの要素を含んだ作品。伝説の宇宙船団を追跡する調査船で、次々と死亡事故(?)が発生します。ただし犯人探しがメインテーマのミステリーではないので、ご注意を。ジョージ・R・R・マーティンが描きたいのは、多分、「人の生き方そのもの(愛したり、憎んだり、理想に燃えたり、悲しんだり・・・)」だと思います。で、そのために、柔軟に状況設定できるSFという形態を選んでいるのではないでしょうか。 ******************************************* SF関連の音楽ネタを紹介している「Sci-Fi Set」。今月号は、SF関連の歌詞を取り上げています。 越過越過天空 飛向遥遠天際 (ここは省略) 愛科学的好少年 簡単すぎたかな?分からない人へ、省略した箇所は主人公の名前「阿童木」を含んでいます。 ******************************************* サイエンス・トピックの今月のテーマは「タバコと肺ガン」。この年、東京に医学者等の専門家を集め、東洋初の「第3回世界肺ガン会議」が開催されたようです。会議では、肺ガンと喫煙の強い相関関係が指摘され、間接喫煙の問題についても話し合われたとか。今後は、同会議をはじめ学会内全体で禁煙を進め、世界的にも禁煙運動を高めることを決議したそうです。 そう言えば、私の職場でも分煙が進められるようになったのは、この頃からだったでしょうか。 |
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