1981年11月号(279号)

ハヤカワSFマガジン279号表紙
(C) 早川書房
このところ海外作品の掲載本数が激減しています。私としては寂しい限り。今月号も1本だけで、それすらも何となく気が進まないままパス。従って掲載作品については何も説明できません。
(以上、2001年頃記載 以下、2003.12追記)
「スパリーンとコサックたち」はヴァーカラの呪術医スパリーンを主人公にした連作短編の第2作です。作者はこの作品執筆後まもなく夭折されたようなので、第2作にして最終作です(未出版の第3作が存在するという説あり)。

ヴァーカラというのは、古来中央アジアに居住する不思議な能力を持った一族で、スパリーンも一族の伝統を受け継ぎ、いわば巡回呪術医として、愛馬に跨りアジアの平原を旅する毎日です。

第2作では、コサックたちの町にうまく潜り込んだ兄貴(同じく呪術医)から治療に協力するようにとの呼び出しがかかります。

特に大きなドラマもなく、淡々と話が進んでいきます。作者はこのシリーズを相当長期的に続けるつもりで、この第2作は主要人物紹介といった段階だったのでは、と思われます。

読み味は悪くないので、続いていればおもしろいシリーズになったかもしれません。
(以上、2003.12追記)

で何を書こうかと困って眺めたら、ありました!今月の「SF SCANNER」タイトルは「ホラー・ファンタジイの巨星」。誰だか分かりますか?スティーブン・キングなんです!

私、このころは彼の名前すら知りませんでした!
今だに読んだ作品は短編数作だけで、映画もちょっと見た程度ですが、さすがに名前だけは知ってます。SF SCANNERの解説によれば、「1967年に作家デビュー、1974年に映画『キャリー』のヒットで名を上げ、1977年の『シャイニング』でベストセラー作家として名を連らねることになった」とあります。

ですから、このころはヒット作家としてエンジン全開になった時代だと思います。作品としては、1979年までに執筆された5つの長編を紹介しています。その中で、私的に懐かしいのは4作目の『Stand(この時点では未訳、仮題:抵抗)』です。

伝染病で殆どの人が死んでしまい、生き残ったわずかな人間が、神に導かれるグループと、悪魔の手先に別れて争う話でした。

これはテレビ映画化され、日本でもNHKの衛星放送で流していました。深夜、不定期に放送するものだから、たまに気付いた時しか見られませんでしたが、面白かったです。実のところ、最初はスティーブン・キング原作だと知らず、それに気付いてから、逆にスティーブン・キングに興味を引かれて短編集を買った、という事情があり、思い出に残る作品です。

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裏表紙の広告は、なんと「相鉄ムービル」!!!三越劇場もそうだけど、これはさらにスゴイ!「相鉄ムービル」と言われて分かる人が全国にどれぐらいいるのでしょうか?ちなみに、このころ私は東京の大森にアパートを借りていましたが、これが横浜駅前の映画館だなんて知らなかったし、仮に知ってたって映画を見るためだけに、わざわざそんな所に行かないって!相鉄もカネがあったんですね。なお、上映作品は『ウルフェン』でした。懐かしいな〜


全掲載内容
コンテンツ
作者
ページ
表紙イラストレーション 加藤直之
表紙
広告 三和銀行の小説広告 エスパーの退屈。
-
表紙内側
内表紙
-
1
1
目次
-
2
3
(連載第3回)スペース・クラフト・ショップ
 ディーダラス計画
 人類の宇宙への夢を担って、ディーダラス恒星船は
 バーナード星への旅を続ける−
 今回は計画の基本である、英国惑星間協会苦心の作、
 パルス推進機関を紹介しよう。
江藤巌
 画:横山宏、田中精美
4
13
(連載第38回)スタジオぬえのスターシップ・ライブラリイ

文:永瀬唯 絵:宮武一貫

14
15
DIMENSION O おはよう! イラスト:霜月象一
16
16
スパリーンとコサックたち
[Spareen Among the Cossaacks]
スーザン・C・ピートリイ
 訳:室住信子 画:岩淵慶造
17
39
世界SF情報
 クラーク、突然のカムバック!
 「タイムスケープ」キャンベル記念賞も受賞
 SF映画賞決定
 (SF映画部門:スターウォーズ 帝国の逆襲
  ホラー映画:シャイニング 等)
 新作ニュースなど
 (ハインライン、新作を完成:仮題「Friday」
  ニーヴン、リングワールドの続々編執筆開始)
島田武
40
40
広告 武部本一郎SFアート傑作集1
 火星の美女たち(岩崎書店)
-
41
41
第7回「ハヤカワ・SFコンテスト」選評
 選考委員:眉村卓、石原藤夫、伊藤典夫
 入選作:該当なし
 佳作第一席:「放浪者目覚めるとき」冬川正左
 佳作第二席:「ふたご」艸上人
 佳作第三席:「真夜中のカーニバル」所与志夫
       「スペリオル・サエクルム」萩裕子
眉村卓、石原藤夫、伊藤典夫
42
47
お知らせ 第8回「ハヤカワ・SFコンテスト」
 選考委員:眉村卓、石原藤夫、伊藤典夫
 入選第一席(20万円)、入選第二席(10万円)、
 入選第三席(5万円)
-
48
48
広告 CBSソニー出版
 「ヘンゼルとグレーテル」大友克洋
 「マンハッタン・オプ」矢作俊彦
-
49
49
放浪者目醒めるとき
(第7回「ハヤカワ・SFコンテスト」佳作第1席作品)
冬川正左 画:加藤直之
50
77
(連載9回)我らが安息の日々 鏡明 画:岩淵慶造
78
94
お知らせ
 三省堂SFストーリーコンテスト結果発表
  入選:「ポリフォニック・イリュージョン」飛浩隆
  佳作:「箱の中から」田島史也
     「夏の雪」竹村昭夫
     「メビウスの娘」井上祐美子
-
95
95
石原博士のSF研究室(9)
 恒星船内部の重力場のふしぎ
石原藤夫 画:宮武一貴
96
101
第20回日本SF大会 DAICON III レポート
 初心者のためのSF大会入門
火浦功
102
104
リーダーズ・ストーリー  講評 (今)
105
105
リーダーズ・ストーリー  ゲーム おじんと呼ばないで
106
107
(連載第3回)スペース・クラフト・ショップ
 ディーダラス計画
 人類の宇宙への夢を担って、ディーダラス恒星船は
 バーナード星への旅を続ける−
 今回は計画の基本である、英国惑星間協会苦心の作、
 パルス推進機関を紹介しよう。
江藤巌
 画:横山宏、田中精美
108
112
(連載最終回)トワイライト・ワールズ
 The Rider
天野嘉孝
113
119
Fairy Anatomy 第4回
 小人や妖精たちは、どんなふうに眠るのだろうか。
 謎を解明すべく、かれらのプライベート・スペースを
 そっとのぞいてみると……
荒俣宏
120
120
(連載コミック)銀の三角
 第二部(六)歪んだモザイク
萩尾望都
121
136
(連載第4回)レダ 栗本薫 画:野中昇
137
168
広告 早川書房
 レイダース 失われたアーク
-
169
169
野田昌宏のセンス・オブ・ワンダーランド
 特別版 SOW臨時ニュース 第2弾!
野田昌宏
170
171
(連載第12回)科学冒険時代
 那珂良二
會津信吾
172
177
Sci-Fi Set 第7回 大根3本私的ルポ 難波弘之
178
181
サイエンス・トピック
 土星の謎
池見照二 画:島津義晴
182
183
SF SCANNER
 ホラー・ファンタジイの巨星
泉本和
184
187
てれぽーと
-
188
191
SFレビュウ 伊沢昭 他
192
197
今月のブックガイド 星敬
198
199
広告 早川書房の出版本
-
200
208
広告 1981 AUTUMN ハヤカワSFフェア
 全国4000書店にて開催(昭和56年9月15日〜10月31日)
-
209
209
ホイール惑星 石原藤夫 画:金森達
210
253
お知らせ SFマガジンバックナンバー
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254
254
(連載第9回)SFエンサイクロペディア
 [B]ブルマー、ケネス〜[C]カナダ
編:ピーター・ニコルズ
 監修:浅倉久志、伊藤典夫
 訳:安田均
255
271
編集後記
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272
272
広告 国書刊行会(メルヴィル全集)
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表紙内側
広告 ウルフェン(相鉄ムービル)
 9月ロードショー
-
裏表紙
凡例 :小説   :書評、SF関連の話題等   :投稿小説
   
:コミック :SF周辺の話題(アート、音楽、映画等)
   
:投稿   :早川書房からのおしらせ等
   
:広告