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記事には「テレビの画面をくい入るように見つめた、あの興奮は記憶にあたらしい」とありますが、私にはさっぱり記憶がありません。それもそのはず、このころ私は27才、入社して丸5年が経って仕事にも慣れ、人生で最もハードに働いた時期でした。 コンピュータ関係の仕事をしていたんですが(今でもそうですが)ちょうど社会にコンピュータが普及していく時期にもあたり、一度出勤すると2〜3日泊まりがけで働くのは日常茶飯事、1年前に借りたアパートも、平日は殆ど寄りつけない生活でした。 従ってテレビなんて見るヒマなかった!2〜3日徹夜して深夜にぐったりして帰り、体は疲れているのに、目がさえて眠れないので、睡眠薬代わりにウィスキーをあおりながら、深夜番組を眺める程度でした。 そんな生活も、今思い起こせば、懐かしい思い出です。何よりも世の中全体に活気があふれ、未来に対する希望があったような気がします。 この「第2回スペースシャトル友の会」でも、将来の観光スペースシャトルが話題になり、「1億円で乗れるなら、残りの人生全てを借金返済に費やしてでも搭乗したい」という意見もあったそうです。 ************************************ 作品の方は「ホラーSF特集」。 「虫の家」は片田舎のあばら屋が舞台。主人公は夫の浮気を咎めるために、この家に住む叔母のもとに避難してきたのですが、わずか3年前とは別人のように憔悴した叔母の姿に驚きます。そして不思議な出来事が次々に起こり・・・という粗筋。 「勇気という名の恐怖」は自然界の不思議な呪術にいたぶられる男達の物語。 どちらも出来映えとしては「可もなく不可もなし」といったところでしょうか。ハッピーエンド好きな私としては、何も悪いことしていない主人公が不幸な結末を迎えるというのは許せない。 逆にこういうのが好きな人にはたまらない作品かも。 ************************************ 巻末広告は、レコード。まだミゾのあるレコードの時代でした。 |
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