1980年11月臨時増刊号(267号)

ハヤカワSFマガジン267号表紙
(C) 早川書房
臨時増刊で「冒険SF」の特集です。私、冒険SFはキライではないのですが、大シリーズものが多くて、そうなると全部読まないと胸になにか支えているようで安心できない性格なもので、避けて通っています。

そんなわけで、今月号は購入した当時も、今も萩尾望都さまのコミックぐらいしか読まなかったです。

このコミック「金曜の夜の集会」ですが、アイデア的にはSFによくあるパターン。時間の輪に閉じこめられた街の話です。

「今日は特別な日、大人たちはみな用事があるということで子供はお留守番」するように言われるのですが、当然、主人公はいいつけを守らず、友達と一緒に、彗星観測のために街はずれまで出かけます。そして、そこで、大人たちが重苦しい雰囲気の中、パーティーの準備をしているのをみつけます。

先ほど書いたように、全体のアイデアとしては平凡ですが、子供から思春期に入ろうとしている主人公たちがみずみずしくて、ちょっといいお話です。

時間の輪が閉じた原因については、どうやら何かの爆発らしい、という以外には説明されていませんが、多分、核戦争でしょう。1980年代は、冷戦まっさかりでした。「終末時計」なんていうのがあって、一日に例えると、あと1時間ぐらいで世界が終わるとか、そういう議論が盛んに行われていましたね。

喉もと過ぎれば何とやらで、今では遠い昔の思い出のようですが、つい十数年前までは、確かに、「いつ最終戦争が起きても不思議ではない」という感覚がありました。こういったコミックも、そういう背景で読まないと、本当の切なさは伝わらないのかもしれません。


全掲載内容
コンテンツ
作者
ページ
表紙イラストレーション 加藤直之
表紙
広告 三和銀行の小説広告 膝枕草子(冬のころ)
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表紙内側
内表紙
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1
1
目次
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2
3
密着取材 野田大元帥の一日
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4
8
折り込みイラスト「ダーティーペア」 安彦良和
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GUIN SAGA 外伝その2 イリスの石

栗本薫

9
127
[ショート・ショート・コーナー]金魚鉢シンドローム
堀晃
128
131
題名未定新コラム 特別版麻雀篇

亀和田武、川又千秋、
高信太郎、横田順彌

132
135
SFクイズ・ステップ1《トポロジー》

出題:松崎健一

136
136

宇宙英雄ペリー・ローダンの世界

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137
149
作者栗本薫がグイン・サーガを彩る登場人物の運命の行方をいま語る。
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150
152
佐・々・木・ケ・ン・の・フ・ァ・ン・タ・ジ・ア 佐々木ケン
153
153
宇宙英雄ローダン・シリーズ 虚無からの使者たち[Sie Kamen aus dem Nichts] K・H・シェール
154
246
広告 早川書房の光瀬龍フェア
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247
247
宇宙大作戦 真実と美[Is There in Truth No Beauty?] ジェイムズ・ブリッシュ
247
275
[ショート・ショート・コーナー]透死 岬兄悟
276
279
SFクイズ・ステップ2《図形》

出題:松崎健一

280
280
(読み切りコミック)金曜の夜の集会 萩尾望都
281
312
SFクイズ・ステップ3《算数・解答募集》

出題:松崎健一

313
313
[ショート・ショート・コーナー]エミトンへ魚釣り 梶尾真治
314
317
狼たちの曠野
高千穂遙
318
440
広告 サンディーはMETA(レコード?)
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表紙内側
広告 ビジコンのペン・ウォッチ
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裏表紙
凡例 :小説   :書評、SF関連の話題等   :投稿小説
   
:コミック :SF周辺の話題(アート、音楽、映画等)
   
:投稿   :早川書房からのおしらせ等
   
:広告