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そんなわけで、今月号は購入した当時も、今も萩尾望都さまのコミックぐらいしか読まなかったです。 このコミック「金曜の夜の集会」ですが、アイデア的にはSFによくあるパターン。時間の輪に閉じこめられた街の話です。 「今日は特別な日、大人たちはみな用事があるということで子供はお留守番」するように言われるのですが、当然、主人公はいいつけを守らず、友達と一緒に、彗星観測のために街はずれまで出かけます。そして、そこで、大人たちが重苦しい雰囲気の中、パーティーの準備をしているのをみつけます。 先ほど書いたように、全体のアイデアとしては平凡ですが、子供から思春期に入ろうとしている主人公たちがみずみずしくて、ちょっといいお話です。 時間の輪が閉じた原因については、どうやら何かの爆発らしい、という以外には説明されていませんが、多分、核戦争でしょう。1980年代は、冷戦まっさかりでした。「終末時計」なんていうのがあって、一日に例えると、あと1時間ぐらいで世界が終わるとか、そういう議論が盛んに行われていましたね。 喉もと過ぎれば何とやらで、今では遠い昔の思い出のようですが、つい十数年前までは、確かに、「いつ最終戦争が起きても不思議ではない」という感覚がありました。こういったコミックも、そういう背景で読まないと、本当の切なさは伝わらないのかもしれません。 |
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