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この当時の読者は、創刊号以来の読者を含めてお馴染みさんが殆どだったんでしょうね。で、新たな読者が増えるにつれて、読み切り作品が多くなり、その分、長編を連載することが少なくなり、(私にとって)面白くなくなっていったのかも。 長編を連載する場合は「これは」というものを選ばないと後々に響きますからねー。だからこそ、まず名前だけで引きつけることが出来る、ビッグネームの長編連載も多かったのでしょう。 その5本の連載の一つ、「ロストワールド2」が最終回を迎えました。題名の通り、コナン・ドイルのロストワールドの続編という格好で、チャレンジャー教授、ロクストン卿、サマリー教授、マローン記者と、前作でお馴染みの人物が登場します。彼らの今回の目的地は南米で、アマゾン奥地で伝説の黄金都市を求めて探検するお話です。 唯一の読み切り「夢の都市、粘土の足」は、全自動の理想都市の話。主人公は、たまたま無人の都市に足を踏み入れます。そこは、人間を幸せにしたいという使命感に燃えた都市でした。主人公は「こんなすばらしい街にどうして人がいないのか?」と最初は不思議に思うのですが、しばらく暮らしてみて、人々がこの都市を捨てた理由に気付きます。シェクリイとしては、まずまずのデキではないでしょうか。 ******************************* 第6回「ハヤカワ・SFコンテスト」の結果が発表されています。 選者は、小松左京、眉村卓、伊藤典夫、こういうビッグネームが選者として一同に集まるのも、これが最後となりました。審査される方も、入選作こそ「該当なし」ながら、佳作に「大原まり子:一人で歩いていった猫」、参考作として、「アウトクライド・ドリーマー(大河司)」「時を克えすぎて(火浦功)」「夢魔のふる夜(水見稜)」と、ほどなくSFマガジンを支える中堅作家となった名前が並んでいます。ちなみに、第5回(1979年)では、野阿梓、神林長平の両氏が登場しています。このころが、新世代のSF作家輩出時代だったようです。 ******************************* 今月号は、映画「スター・トレック」が、いろいろな形で紹介されています。広告ページでは「制作費実に100億8千万、映画史上最高の巨費を投じてーこの夏燃え上がるSF戦争」とあります。個人的には、この手の冒険SF映画って、(TVで寝っ転がって見るのはいいんだけど)映画館にまで出かけて見たいとは思わないので、見ずじまいでした。 最後に「サイエンス・トピック」のタイトルは「宇宙の油断」。内容は、「昨年来の相次ぐOPECの原油価格値上げ攻勢。それにイランの原油供給停止措置で、第二次オイルショックは深刻の度合いを強めている」というものです。ロケット打ち上げのための石油にさえ事欠くようになった、とのこと。そう言えば、このころだったかな〜。石油不足のため、節電ということで、各TV局が深夜番組を自粛した時期がありました。会社からアパートに帰る時間が、いつも深夜だった私としては、何のためにTVがあるのか分からない状態でした。・・・そうか、それでVTRを買ったのかな〜 |
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