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「1977年〜78年にかけアメリカのSF界がマーケット的に強大な成長をとげた」「この起点となったのは『スター・ウォーズ』の大成功なのだが・・」 スター・ウォーズの第一作が世に現れて間もない頃で、SF大流行の時代でした。あれから20年以上経ちましたが、未だにスター・ウォーズは伝説の映画。この夏に出来上がるはずの第5作(エピソード2)が楽しみです。 (以上、2001年8月頃記録 以下、2004.6.26追記) 1999年以降、スターウォーズ第4作,第5作が公開され、再び大ヒットしましたが、「つまらない」と感じた人も多かったようです。 その理由の一つは、作品の時代背景や人物像について、懇切丁寧に説明するような作り方ではないからだと思います。そういう基本的な部分については事前に自分で勉強して、それから見に来なさい、というような姿勢が貫かれているのではないでしょうか? ですから、第1作〜第3作の背景となった出来事が明かされるという、ファンにとってはいわば馴染みのドラマの裏舞台を覗き込むような楽しさがあるのですが、初めて見る人には「これ何?さっぱりわかんない」となるのではないかと。 このシリーズは、やはり、制作順番に全部見ないと面白くないし、第1作が面白いと思えなければ、それ以上見るのはやめた方が幸せでしょう。大好きな映画シリーズではありますが、しょせんマニア向けの映画ですから、つまらないものをムリして見る必要はありません。 それにしても、早く第6作を見たい〜(来年の7月だよね) (以上、2004.6.26追記) さて、この年のヒューゴー賞新人賞はオーソン・スコット・カードが受賞。「ユタ州出身の新鋭」とあります。私がカードという名前を初めて意識したのは、この年から10年以上たった後「エンダーのゲーム」を読んだ時でした。 ***************** 掲載作品の方は、特集の割には今ひとつのカンジですが、一番は「ジェフティは5つ」でしょうか。エリスンって、もっと毒が強いと思っていたら、これは辛さ抑えめな、ちょっとノスタルジックな作品。主人公の最後の言葉「(過去の懐かしいものがなくなって、そのかわり生活が便利になっていく)それが進歩ってものだろう」という言葉が、ちょっと読者を突き放しているようでハリスンらしいかな。 「ラセンウジバエ解決法」は、普通の男達が女性を殺しはじめるという社会現象が、世界中仁蔓延するお話。主人公は、僻地に単身赴任して害虫駆除対策を研究している科学者(男)です。妻からの手紙で、この現象の発生と拡大を知り、妻と娘の身を案じて自宅に帰ろうとするのですが・・・という筋立てです。 題名の「ラセンウジバエ解決法」とは、雌のラセンウジバエに不妊処置を施して放つことで種の絶滅を計るという、害虫駆除方法。読み終わってから見ると「なるほど」と思わせるタイトルです。 アンハッピーエンドだし、双方の手紙文や日記を主体として構成されているため、若干読みづらいところはありますが、読後感は悪くありません。 「キャラハン亭に夜は更けて」はユーモア小説というか、英米風だじゃれSF。個人的には可もなく不可もなし、という感想ですね。多分、だじゃれで笑えるぐらいに英語に精通していないと面白く読めないかもしれません。そもそも、この手の作品は翻訳すること自体が誤りかもしれない。 「カメレオン部隊」もユーモア小説ですが、こっちはドタバタユーモアSFですね。どんな姿にでも変身できるという特技を持つ「カメレオン部隊」の工作員が宇宙的な陰謀団を壊滅させるお話。変身するだけでなく、ゴムゴムの実でも食べたのか、体を自由に引き延ばしたりもできます。時間つぶしには丁度いいかな。 「星のめぐり」は何が書きたいのか、良く分からんです。解説によれば、純粋(?)なセックスをSFによって表現しようとする試みらしい。そう言われればそうかも。試みが成功しているかどうか私には分かりません。(勘違いしないように、ポルノ小説では絶対にないよ。そもそもエロティックな表現もかけらもありません。) ***************** 今月号から「あずまひでお」(『アジマヒデオ』と呼ばれてました)のナンセンスマンガ「メタル・メタフィジーク」開始です。この当時、私のような世をすねたいわゆるインテリ中心に教祖的な人気がありました(と思いますです)。内容は殆ど(あるいは全然)ないのですが、好きな人は楽しめます。 ***************** SF SCANNER は、露語版「日本沈没」の話題。今はなきソ連での題名は「竜の死」とのこと。日本列島のカタチが竜に似ていることから付けた題名でしょう。そういえば、大学生時代、キリスト教徒の友人から、聖書の最後の審判のくだりに書かれている『竜』というのは日本のことで、日本が世界を亡ぼすのだ、という怪しい説も聞いたことがあります。 「日本沈没」は1973年に国内発表された後、短期間で5カ国語に翻訳され、映画も東欧各国で大ヒットしたとのこと。成長の時代でしたから、恐いのは天変地異だけだったんでしょうね。 |
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