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今月のお薦めは、ラファティの「その町の名は」。ラファティお得意のホラ話小説です。毎度お馴染みのいかれた科学者スミルノフとエピクトマシンが、20年前まで米国に存在した(と思われる)忘れ去られた都市について。知的探索を行います。 一瞬のうちに都市が壊滅するという大災害が起き、この悲惨な思い出を忘れるために、全ての記録から抹消された町の名は? 2人(1人と1機械?)は推論によって正解にたどりつきますが、そんなふざけた都市名が正解であるはずがない、推論は間違っていると、皆の笑いものにされます。 以上のように、どうってことのない無意味なお話ですが、ラファティが書くと、どうしてこんなに面白いのでしょう?・・・謎です。 (以上、2001年9月頃記録 以下、2004.7.31追記) 「ホロガール」は美人女性探偵を主人公にした、謎解きSF 。売春クラブの秘密を巡るお話です。 ヤングにしては(セックスではない)愛に欠ける作品。ま、結構面白いからいいんですけどね。 「イギリスの住むということは」は、年老いたピアニストと、同い年でありながら老化防止(?)処置によって人工的な若さを得た作曲家、そして若い医師が対峙するお話。 ピアニストが作曲家の家を訪れ、そこで医者を紹介されて3人で会話をする、というのがストーリーのすべてです。時間的には、せいぜい3〜4時間程度の間の出来事でしょう。 3人の生と死についての思想の食い違いがテーマかと思うのですが、本当のところはよく分かりません。作者のコンプトンは、プロの間では評判が高いらしいですが、私の好みではないようです。 (以上、2004.7.31追記) この他には栗本薫の短期連載がスタート。グイン・サーガの始まりです。栗本さんは、控えめに「(シリーズ全体の分量としては)とりあえす(原稿用紙)4万枚が目標」と語っていらっしゃいます。 ******************** 「テレポート」の読者投稿に、「SFブーム、ヤマト大流行、ブームは嬉しいがSFといえばヤマトという風潮はたまらない」という一文あり。世界SF情報では「デューン映画化ニュース」が報じられています。「デューン砂丘の子供たち発刊」という広告もあります。このころは、SFブームが映画界にまで広がっていたようです。 ******************** リーダーズ・ストーリーの入選作は「スペースオペラ性教育」。今となっては、性教育という言葉自体が懐かしいですね。「小学校でどこまで子供に教えるべきか」なんて話が真剣に討議されていましたっけ。今は昔ですね・・ 同じく時代を感じさせる話題。題名未定新コラムでは、横田順彌氏が「スペースインベーダーをやりすぎて、手の皮がはがれて血が出た」と書かれています。そうです、このころはやっていました。私も深夜に仕事を終えたあと、このころから流行り始めたゲームセンターに出かけて、1時間ほどインベーダーを撃ち続けたものです。白黒の奇妙なカタチのブロックを「インベーダー」だということにして、これを撃ち続けるだけの単純なシューティング・ゲームでした。 ******************** 今月号から編集長が今岡氏に変わりました。編集後記に「とにかくおもしろい雑誌にしたい」というコメントが書かれています。この願いは達成できたのでしょうか? |
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