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ところが待てど暮らせど核戦争は起きず、彼らはこの状態を打開するために、地球人を一体拉致し、どうすれば核戦争が起きるかを尋ねてみます。ところが、この地球人は彼らの親切心を理解しようとせず、宇宙人のことを、地球人がくたばるまで待っている「ハゲタカ」だと罵って非難するのです。アシモフとしては、まずまずの出来映えです。 (以上、2001年11月頃記録 以下、2004.10.30追記) 「アイ・シー・ユー」は、空間や時間の制約なく、どこでも覗くことができる「ビューワー」をテーマにしたお話。このビューワーを使うと、自宅の居間から隣人のベッドルーム、ケネディ暗殺事件の現場、火星の表面・・・いつでもどこでも自由に観察することができます。 さて、安価で高性能のビューワーが普及した近未来の生活は?想像力をかきたてるという点でまさに正統派SFといえる短篇です。 「お呼びに応えて」は、冒険SF作家の安アパートに、作品の登場人物が現れるお話。数千年未来からやってきた、この美貌の傭兵は、SF作家が彼女の恋人でもある未来のヒーローとそっくりだと言います。 なにやら冒険が始まりそうな雰囲気でお話が進んでいくのですが・・・ラストでどんでん返し。ちょっとこの結末は納得できないような、面白くなりそうなところであっけなく期待はずれの幕引きになったような・・・。 (以上、2004.10.30追記) ************************* 「リイ・ブラケット逝く」という特別寄稿が載っています。リイ・ブラケットはエドモンド・ハミルトンの奥様で作家。ここ数年、ハミルトンの看病をしていて、夫が亡くなったのを後を追うように亡くなられたとのことです。 ************************* 「SFスキャナー」の装丁が懐かしい昔の体裁に戻っています(というか、次号からスタイルが新しくなるわけです)。こういうことって、意外と記憶に残っているものですね。懐かしいスタイルを見た瞬間、「あっ、これだ、昔はこのスタイルだった」と、思い出が蘇りました。 ************************* 巻末広告は、Canon のコピーです。お値段は約49万円、50万円以下としては最高性能ということで、1分間に12枚のコピーが可能とのこと。今から見れば大した性能ではありませんが、この当時はすぐれものだったのでしょう。もっとも、この当時の職場には「青焼き」という湿式のコピー機しかなく、こんな高級な機械、見る機会もありませんでした。 |
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