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ミイラは1千年間、棺の中で何を夢見ていたのか?その疑問の解答は宇宙創造の謎につながっていきます。小松左京がSFマガジン向けに執筆した最後の作品で、販売企画としては目玉商品だと思いますが、正直なところ個人的には氏の作品はそれほど好みでないのでパス。 むしろ個人的に面白かったのは、ディレーニイの「プリズマティカ」です。とある港に住む男が、王子と共に、魔法使いによって3つに割られた鏡の中に閉じこめられた王女を救う、寓話というか、おとぎ話的なお話。なお、「眠りと旅と夢」より「プリズマティカ」の方が面白いと感じるのは、単に趣味の問題ですので、念のため。 この他の海外作品は「獣の数字」と「デトワイラー・ボーイ」の2本。どちらもSFミステリーと言えますが、前者は複数の異星人の中から、彼らの言動をヒントにして犯人を捜す、パズル的なお話。一方後者は猟奇的なミステリです。 (以上、2001年12月頃記録 以下、2004.12.4追記) 「獣の数字」は、4人の容疑者(宇宙人)について与えられたヒントから真犯人を探し出すという、殆ど純粋なパズル小説。 一方、「デトワイラー・ボーイ」は、ちょっとクールな探偵が、猟奇的な殺人事件の謎を追究するお話。SFというより、傑作ミステリーと銘打った方がよさげな一品です。被害者はみな血まみれの死体姿で見つかりますが、犯人はヴァンパイアではありません。 (以上、2004.12.4追記) ***************************** 「SFレビュウ」のコーナーを(書評コーナー)と説明していますが、このころは、本だけでなくSF全般のレビューだったようです。今月は何と、手塚治虫氏が映画「未知との遭遇」をレビュー。「火の鳥」とテーマが似ており、期待は裏切られなかったそうです。 映画、ミステリ、寓話・・SFっぽいものが何でも流行った一時期でした(かな?) ***************************** サイエンス・トピックのタイトルは「情報洪水をさばく」。今や「情報公害」という言葉ができるほど、情報が氾濫した時代だということで、科学研究用に文献検索システムが構築されることになったというお話。キーワードを入力すると、該当する文献が表示されるという「すごい!」システムとの紹介。キャッチコピーは「タイプ1つで即座に世界の科学文献を」です。インターネットなんて、私も含めてほとんどの人が知らなかった、古き良き時代のひとこまです。 |
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