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******************************** 今月号は、作品以外に時代を感じさせたものがいくつかありました。その一つは、リーダーズ・ストーリーです。といっても時代を感じたのは、作品の内容ではありません。 作者の名前の下に、住所と郵便番号が書かれているんです!多分、愉快犯がイタズラに使うかもしれない、あるいは悪辣商売の餌食にされるかもしれないなんてこと、想像もできなかった時代なんだと思います。 確かに住所が公表されていれば、これをキッカケに新しい出会いも期待できるかもしれません。そう思うと、『個人情報』が重要視される現代って、個人情報に鍵をかけないと、ないがしろにされかねないという事実の裏返しで、社会全体にとっては不自由なことなんですよね。一部の人の勝手な行動によって世の中がどんどん不自由になっていく、そんなことが日常茶飯事になる前の時代でした。 もう一つ「星群祭レポート」では「女性SFファンが台頭してきた」という記事があります。「女性SFファン」なんて今では特筆するようなことではないでしょうし、ひょっとしたら、わざわざ「女性」と付けること自体「差別」だと怒られるかもしれない。 でも確かに私が若かった頃には、SFを読む女性っていませんでした。さらに言えば、男性だってマイナーでした。「てれぽーと」にも、「『宇宙戦艦ヤマト』が流行しており、今までSFなんて、とバカにしていた人が、今度は『ヤマトが面白くないなんておかしい』というようなことを言い出す。こんなSFブームは面白くない」という投稿があります。 ******************************** 巻末の広告は、評論社の出版本(「かいまみた死後の世界」他)。このタイトルだけ見ると怪しい本専門の出版社かと思うけど、他の4冊は「指輪物語」「シートン動物記」「プリデイン物語」「ウォーターシップダウンのうさぎたち」といたって普通です。 |
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